月4万円の生活術 Aライフ研究所

モノの断捨離はすでに落ち着いて精神的な断捨離、仕事の断捨離をしてミニマルな暮らしを目指しています。

大部分の人がミニマリストや断捨離というと物質を削ることに着眼しそれに関する情報はむしろ溢れかえっています。

需要という視点で考えた時にミニマリストの精神的な断捨離についてはまだ語り尽くされていない上に本やブログでもほとんどみかけないためこのようなブログで精神的ミニマリズムを伝えていこうと思いました。

節約して1ヶ月の固定費を少なくする代わりに、少ない労働で自由な時間を使って豊かに生活することをコンセプトにしたブログです。

年収96万円≒年収1兆円 の証明

幸福度指数をベースにした考え方です。



'02年にノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学の心理学者、ダニエル・カーネマン大先生という方をご存知でしょうか?


彼は「感情的幸福は年収7万5000ドル(約900万円)までは収入に比例して増えますが、それを超えると比例しなくなる」という発表をしました。→①


マズローの欲求段階説という商学や経済学や社会学あるいは政治学専攻者は聞いたことある学説があります。




詳しい解説は、こちらでも参照してください。


で、生理的欲求や安全欲求に対しては幸福度指数って増えていくんです。


汚い水しかない→お金を払う事できれいな水が手に入る 幸福度アップ
きれいな水を買いに行くのが家から遠い→水道インフラを購入 幸福度アップ
家がないので安全じゃない→家を借りる 幸福度アップ


のように第一第二段階に関するもの、、、つまり水と食料と安全に対してはクリアできればできるほど幸福度が上がる為、ある一定ラインまでは年収が上がると幸福度は上がっていくのです。


ただダニエルカーネマンによると、900万円からは幸福度は逓減していくと考えております。


「逓減」というのは、1杯目のかつ丼が幸福度100だとして2杯目のかつ丼の幸福度が20になるみたいな現象です。基本的には食べ物や旅行などでは最初の体験への幸福度指数が高く、同じことを繰り返そうとすると幸福度は逓減していきます。「減る」というのは-20(ママイナス20)とかです。



日本の年収900万円について考える



手取りで考えると年約670万円。


そして年収900万円の平均の月の生活費は、



住宅ローン  18万円
車          3万円
食費         5万円
光熱費       3万円
通信費       1万5000円
教育費       2万円
夫婦小遣い   4万円
保険等       2万5000円
交際費等     4万円
雑費         2万円  
となり、合計45万円の支出、残りの13万3000円を貯蓄などに回せる事になります。 



年収900万円の生活者のライフスタイルは多種多様なので一つのモデルとして紹介しました。


大事な事は、貯金額、お小遣い、交際費です。


●お小遣い&交際費


夫婦のお小遣い+交際費=8万円で夫婦なので単純計算


1ヶ月4万円を飲み会やお食事会のお付き合いと自分への投資をしていることになります。



●貯金額


3~4ヶ月の貯金額で1ヶ月無職できる状態。



これが幸福度のコストパフォーマンスが高いラインなのかも知れません。
実際にはマズローの欲求段階説では第4段階あるいは第5段階の状態ですしね。



さてあくまでは一般的なSライフの方々が年収900万が良いという話でした。



ここから本題です。Aライフの方々(ミニマリストなども含む)はどれだけ稼げば幸福度指数が最大近くになるかです。



一か月に6万円で生活できるなら、貯金に回す額は2万円あれば良さそうです。


それでいてお小遣いや交際費は、2万円無くてもいいと思います。


Sライフの方が500円で買うお弁当を半額の250円で購入しても満足度ってどちらも変わらないでしょう。


夜のカラオケで30分400円で8時間オールするSライフの皆様と500円でお昼のフリータイム8時間歌うAライフの皆様の満足度もそこまで変わらないと思います。



同じことしても満足度は変わらないけれど、使う金額はAライフの方々が圧倒的に少なく半分以下でも同じだけの満足度を確保できると思っています。



さらに言うとAライフ(ミニマリスト)は、暖かい公園を散歩するとかベンチで読書する、シートを引いてお日様の下で昼寝、立ち読み、ネットサーフィン、お絵かきなどなど


お金のかからない趣味を持っていてその満足度は


自家用ジェット機に乗ってみるとかクルージングする、パチンコするなどのお金を使う趣味と比べてもそんな満足度は変わらないかも知れません。



1年間100万円の豊かな暮らし系の本や考えがありますが仮に6万円の生活費+貯金2万円なら8万円で年間96万円(103万円ルールがあるので所得税かからない)→②


そしてこれはSライフの年収900万円と同等な満足度水準なんですよね。


つまり仮定条件、①、②より


(Aライフの)年収96万円≒年収900万円≒年収1兆円 が成立する。


ゆえに年収96万円≒年収1兆円





なのでもし「年収400万円以下はクソ」「今の仕事しかない」「バイトやフリーターは負け組」とか本気で考えてるならその精神状態はすでに深層心理では自分の生き方に対して疑念を持ち始めています。


そしてステレオタイプで考えてしまうあまり「年収100万円」で幸せになれるはずがないと決めつけるよりも、頭を柔らかくして「こんな生き方もあるのか」というバランス感覚に富んだ考え方をする方が私は好きです。



そして大人になったら「嫌な事はやらず、好きな事をやる」方がいいと思います。


ドラマで逃げ恥が流行ったのも実は日本人は嫌な事から逃げたいと思っている可能性はあるのではないでしょうかね?

逃げ恥「恋ダンス 藤井隆&ガッキーver」


子供のうちは方向性を絞る行為よりも広げる行動をした方がよいと思うので
苦手な事でもやってみて、辛くても頑張ることは大切だと考えています。


それが人生の選択で生きることがありますから。


しかし、大人になって苦手な事で勝負するよりも「自分の強みで勝負」した方が資本主義では圧倒的に合理的です。つまり苦手な事からは逃げて好きな事をやるのが資本主義ならではの合理的かつ幸福度を高めるやり方だと思います。



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